今年1月1日「田中正敏・記憶遺産CD」が発売になり、私の引退準備の第1歩を踏み出しました。過去、尚美学園大学と平成音楽大学を中心に演奏活動の実践をしてきましたが最近、東京学芸大学のメンバーとの演奏の機会にも恵まれますます後進の育成に弾みがつきます。そんな状況の中、今回は東京学芸大学の学生のおかげで山口県下関で共演させていただける機会に恵まれました。リハーサルには下関西高校吹奏楽部のみなさまに会場をご提供いただきました。部屋をストーブで暖かくしていただき感謝感激でした。本番会場は「特別養護老人ホームSUN」さま。介護度の高い人生の先輩諸氏と共にクラリネット音楽を楽しもうという企画でした。スタッフのみなさまの物凄いご努力で入所されているほとんどの方が最後まで参加されていたことに驚きました。同時にこの上ない喜びを感じました。音楽が持つ不思議なエネルギーを再認識させられた瞬間でした。そしてその瞬間を次世代を担う若いクラリネットと共有できたことが最高でした。
今回もたくさんの方々と出会い、お世話になりました。しかも後進たちと共に活動できた喜びは大きいのです。若者たちの心の中にも何か残ってくれていることと信じております。ありがとう下関~~~ありがとう!若者たち!
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